2013年10月3日木曜日

みちのり

30代も残すとこわずか…のせいか、
最近これまでの人生をふと振り返っている瞬間があります。

大学卒業後、4年間印刷会社の制作部に勤めて、社会にちょこんと頭を出した頃。
今思えばまったく似合わないけど、自分を型にはめようとがんばっていた。
その一生懸命さがかわいかったな…。

その時貯めたお金で2年間、セツモードセミナーという絵の学校に通いながら、
フリーランスでデザイナーの仕事をしていた頃。
家には猫が3匹いて、ちょー貧乏ですっごく不安で、どこまでも自由だった。

その後もう一度会社勤めにチャレンジ。
30歳の時は渋谷のビジョナリーアーツでデザイナーの仕事をしていた。
イケイケドンドンでおしゃれ好きの社長に振り回されつつ、
すんごく辛いけど、仲間に恵まれて、すんごく楽しくもあった。
今そこの1階ではデイライトキッチンというカフェをやっていて、ステキらしい。

いろいろあって、31歳の時には脱東京ということで神奈川に戻り、
わかなぱんというオーガニックのパン屋&カフェで働いていた頃。
まったく違う世界に入って、いろんなところが目覚めた。
体とか生き物とかに戻って、野生や本能を思い出してた。
ほんの少しだけど、葉山のビーチという海遊び中心の、
アウトドアフィットネスクラブに入ってカヌーを漕いでみたり、
休みには離島を旅したり。

ヘルニアになり療養後、33歳でコバカバで働き始めた頃。
当たり前のことが当たり前にあって、すごく健康的で、
普通なようであまりない世界に、心から感謝する日々。
ここでもほんと~に人に恵まれたし、今もその恩恵で生きている。
その間にも、がんこ本舗という、
洗剤を中心に環境に配慮した商品を開発する会社でバイトもしてみたり。
植物と近くなりたくて、農家の畑に通ったり、アロマテラピーを教わってみたり。

4年近くコバカバでお世話になりつつ、昨年と今年の前半までは旅づくし。
アート満載の旅から、エコビレッジ、コミュニティ、パーマカルチャーなど、
すごく興味があるけど、偏ってるように見えてためらっていた世界を垣間見たり。

あってずっぽうで適当に生きてるだけだけど、
後で思えば、どの時も、いろ~んな悩みもありつつ、キラキラしく輝いていていた。
いつでもたくさんの恵みを受けていたことに気づきます。
特に仲間や友だちには本当に恵まれていて、ありがたいなーと思う。

人生で数人、大きな病気とともに生きてる人と出会ったけれど、
その人たちに共通していたのが、
深い心があり、ささいなことに感謝し、喜びを表現する力に満ちていたこと。
生きるってそういうことだなーって、改めて感じさせてもらえた。
わたしもできるだけ、そういう人でありたい。

そしてお世話になった場所は、いろいろ問題を抱えつつも、
やっぱり自分が関わりたいと思った時の、キラキラしさがあるところだった、と、
振り返ってみて思います。
そして、その時その時、できるかぎり一生懸命だった自分。
だんだん無理はしないでできるようになり、これからも流れていくのだな~と。

生きていると、自分にも、社会にも、世界にも、
いろんなことがあって、抱えようとしたら、力を失ってしまう。
心配し過ぎず、流れに身を任せること。
元気で健康であれば、いつでも何かできること。
落ち込み、泣いて、病気になって…、
それでも生きてれば自然と歩き出してしまうこと。

わたしが一番尊敬する人は、身近なものほど大切にする人たちです。
自分のちっぽけさに愕然としてしまう時もあるけれど、
自分のことをぜ~~~んぶ知ってるのは、自分しかいないから。
大切にしてあげたいです。

これからの日々も、できるだけ大切なことを忘れずにいられますように。
そしてたくさんの人々の笑顔を願いつつ。

遠くまで見渡せるような、晴れた日に。

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